郷土の文化を伝える「しそ巻き」
幼い頃から当たり前のように食べ、時に母が手作りする「しそ巻き」。大人になるにつれ、しそ巻きが東北の郷土料理だという事に気づきました。
当店でも観光のお土産として「仙臺しそ巻き細川屋」のしそ巻きが人気です。パリッと揚がったしその葉、中には大粒の胡桃がゴロッと入っています。今までの常識を覆すしそ巻き。最近では手土産にと購入される地元の方も増えました。
細川屋さんのしそ巻きは他とどのように違うのか?
ほぼ全員が「オイシイッ!」と叫んでしまう秘密は何なのか?
色々知りたくなり、工場にお邪魔してきました。
扉を開けたその向こうでは、黙々と細かい作業をこなす光景が繰り広げられていました。人気商品の「胡桃極」の原材料である胡桃は不要な渋皮を一つ一つ丁寧に取り除き、味噌玉で丸め、美里町産の新鮮なしその葉で贅沢に巻き、使いまわしをしない綺麗な油で揚げています。しその葉は一枚一枚調べ、硬い軸があれば取り除いていました。揚げた後は企業秘密の製法でしっかり油切りをします。
しそ巻きを口に含み、目を瞑ると懐かしい夏の思い出が不思議と蘇ります。これまでもこれからも食べ続けるしそ巻き。この郷土料理、ふるさとの文化を、販売を通して伝え続けてゆきたいです。