あたりいっぱいキンモクセイの香り。「ツィーッ、ツィーッ」「ピューッ」「チュッ、チュッ」「チーチーチー」朝もやを開いていく無数の鳥の声。「チチチ……」「リーリーリー」「コロコロコロコロ」虫の声も〝共演〟してまるで目覚まし時計（笑）
「ゴォーー、ゴォーー、ウィーン」日が昇ると、ふき渡る風の中を稲を刈るコンバインの音が響きます。日差しを浴びた稲はキラキラ黄金色。「はい、これあっちに運んで！」「おい、落っごとしたぞ！」「あらァ、○○ちゃん、よぐ運べだごど、えらい、えらい」子供達、孫ちゃん達もお手伝い。掛け声、笑い声も風物詩。稲は納屋に運ばれ、「ザザザザーッ」と籾がどんどん倉庫に収まっていきます。

「ギィッ、ギィッ、ギィッ」田んぼの横では蛙の鳴き声。秋だって蛙は元気です。「ピーピー、ピーピー」「ドンドンドン、ドンドンドン」向こうから秋祭りの神輿がやってきた！里山の秋は実ににぎやか。
「グツグツグツ」栗の渋皮煮は鬼皮を剥いて一晩水に浸し、表面を整えてから砂糖と煮ていきます。「コトコトコト」栗の香りがたちこめていい匂い！
　夜はまた虫の声に包まれます。「リーリーリー」「コロコロコロコロ」闇をつんざくような「ギャーーーッ」という音。まるで赤ちゃんが泣いたような、ひときわ大きい音はキツネの声。
　おと・音・オトに囲まれたにぎやかな秋の時間が今日も暮れました。

藤島旅館
http://www.naruko.gr.jp/ryokan-fujishima/fujishimaryokan-1.htm

旅館大沼
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姥の湯
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日本こけし館
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