安斎摩紀｜宮城テレビ放送 アナウンサー
さまざまなステージで輝く女性たち。
彼女たちの愛する「かたち」を知ることで、
その「ひととなり」がおのずと見えてくるような気がしませんか。
「かたち」から紐解く24のストーリー。
8話はアルバムにまつわるお話しです。
マスコミの世界で活躍する彼女には守るべき、
そして支えでもある愛おしいカレがいるのです。
彼女たちの愛する「かたち」を知ることで、
その「ひととなり」がおのずと見えてくるような気がしませんか。
「かたち」から紐解く24のストーリー。
8話はアルバムにまつわるお話しです。
マスコミの世界で活躍する彼女には守るべき、
そして支えでもある愛おしいカレがいるのです。
ママ歴五年。強くなったし、世界も広がった。
在仙テレビ局のアナウンサーとして活躍する安斎さん。実際にお会いすると、テレビで拝見するよりもずっと華奢。キリッとした表情はさすが人気アナウンサーの風格。そんな彼女、家庭では五歳の男の子の母親だ。
「懐かしい。今は生活に追われて怒ってばかり。大事ですね、こうやって振り返るのも。いるのが当たり前になっているけれど、実はそうじゃないんですよね」
細めた目線の先には二冊のアルバム。
一冊は出産二週間前に撮影したマタニティフォト。もう一冊には息子の生後半年の記念に家族で撮影した写真が収められている。
わが子の誕生を心待ちにする仲睦まじい夫婦、プクプクの赤ちゃん、それを愛おしそうに見つめる安斎さんや家族…。幸せいっぱいの写真。
「たまに子どもと一緒に見ます。息子は自分が産まれてからよりもお腹にいる時の写真に特に興味を示しますね。大きくなると、息子一人で撮影することがあっても家族と一緒に撮る機会は少なくなるから、小さいうちに撮っておいて良かった」
結婚五年目で授かった待望のわが子。陣痛から出産まで30時間掛かりながらも、自然分娩で3170gの元気な赤ちゃんを産んだ。
心身ともに疲労困憊のはずなのに、「最後の最後まで先生や助産師さんとお話ししていました。『こんなに話す妊婦さんは珍しいですよ』って驚かれるくらい（笑）。職業柄ですかね」
在仙テレビ局のアナウンサーとして活躍する安斎さん。実際にお会いすると、テレビで拝見するよりもずっと華奢。キリッとした表情はさすが人気アナウンサーの風格。そんな彼女、家庭では五歳の男の子の母親だ。
「懐かしい。今は生活に追われて怒ってばかり。大事ですね、こうやって振り返るのも。いるのが当たり前になっているけれど、実はそうじゃないんですよね」
細めた目線の先には二冊のアルバム。
一冊は出産二週間前に撮影したマタニティフォト。もう一冊には息子の生後半年の記念に家族で撮影した写真が収められている。
わが子の誕生を心待ちにする仲睦まじい夫婦、プクプクの赤ちゃん、それを愛おしそうに見つめる安斎さんや家族…。幸せいっぱいの写真。
「たまに子どもと一緒に見ます。息子は自分が産まれてからよりもお腹にいる時の写真に特に興味を示しますね。大きくなると、息子一人で撮影することがあっても家族と一緒に撮る機会は少なくなるから、小さいうちに撮っておいて良かった」
結婚五年目で授かった待望のわが子。陣痛から出産まで30時間掛かりながらも、自然分娩で3170gの元気な赤ちゃんを産んだ。
心身ともに疲労困憊のはずなのに、「最後の最後まで先生や助産師さんとお話ししていました。『こんなに話す妊婦さんは珍しいですよ』って驚かれるくらい（笑）。職業柄ですかね」
約一年の育休を経て、2011年4月に職場復帰を予定していた。3月11日、仙台市内の会社で復帰後の打ち合わせをしていた最中、大きな揺れに襲われた。東日本大震災だった。息子を連れ、隣県のご主人の実家で避難生活を送った。
育児、育休からの職場復帰。すべてが初めての経験。そんな中で起きた大震災。不安でいっぱいだったが、家族、子どもの預け先である保育園の先生たちの助けもあって、予定通り四月に職場に戻った。
「あの時は精一杯だったんですけど振り返ってみると、息子という守るべきものがあったから自分も頑張れた、強くなれた」
育児、育休からの職場復帰。すべてが初めての経験。そんな中で起きた大震災。不安でいっぱいだったが、家族、子どもの預け先である保育園の先生たちの助けもあって、予定通り四月に職場に戻った。
「あの時は精一杯だったんですけど振り返ってみると、息子という守るべきものがあったから自分も頑張れた、強くなれた」
仕事に育児、家事と時間に追われる日々も、息子の成長が支えになっている。
「最近は一丁前になってきちゃって、そんな風に考えるんだと驚かされることも多いです。先日なんて、『トット（夫）とママはデートとかしたの？』なんて聞くんですよ。どこでそんなことを覚えてきたのかしら（笑）」
「子どもを産んで世界が広がったように思います。以前はごく限られた業界の人ばかりだったのが、保育園を通して全然違う仕事をしている人たちともつながることができた。出会いに感謝ですね。職場でも主婦、母親の視点を生かした仕事を担当させてもらっている。ありがたいことです」
今、心配ごとが一つある。来春、息子が一歳から通った保育園の卒園式を迎える。「式の後に保護者が中心となった感謝の会を開くんですが、わたしはその司会を担当することになっています。きっと泣いてしまって言葉にならないと思うんですよね」。話すだけですでに涙目の安斎さん。皆の心に残る特別な司会になることでしょう。
「最近は一丁前になってきちゃって、そんな風に考えるんだと驚かされることも多いです。先日なんて、『トット（夫）とママはデートとかしたの？』なんて聞くんですよ。どこでそんなことを覚えてきたのかしら（笑）」
「子どもを産んで世界が広がったように思います。以前はごく限られた業界の人ばかりだったのが、保育園を通して全然違う仕事をしている人たちともつながることができた。出会いに感謝ですね。職場でも主婦、母親の視点を生かした仕事を担当させてもらっている。ありがたいことです」
今、心配ごとが一つある。来春、息子が一歳から通った保育園の卒園式を迎える。「式の後に保護者が中心となった感謝の会を開くんですが、わたしはその司会を担当することになっています。きっと泣いてしまって言葉にならないと思うんですよね」。話すだけですでに涙目の安斎さん。皆の心に残る特別な司会になることでしょう。
安斎摩紀さん
もうひとつの〝かたち〟
KONRON hair＆clothing
安斎さんが10年以上通い続けるお気に入りの美容室。多い時には2、3週にいっぺん訪れるとか。「わたしがあれしたい、これしたいと言っても、無理なものは無理ときちんと伝えてくれる。テレビ映りもチェックしアドバイスしてくれます」と全幅の信頼を寄せている。独身時代から結婚、妊娠、出産まで、安斎さんのライフスタイルの変化を見守ってきた代表の桃野功一郎さんは「お母さんになってからいい具合で力が抜けて柔らかくなった」と話す。
お店にはレディースのアパレルセレクトショップも併設。着心地が良く、飽きのこないシンプルな国内外のウェア、グッズを取り扱っている。「いろんな人たちが集まる、『ザ・美容室』ではない雰囲気も気に入っています」（安斎さん）
もうひとつの〝かたち〟
KONRON hair＆clothing
安斎さんが10年以上通い続けるお気に入りの美容室。多い時には2、3週にいっぺん訪れるとか。「わたしがあれしたい、これしたいと言っても、無理なものは無理ときちんと伝えてくれる。テレビ映りもチェックしアドバイスしてくれます」と全幅の信頼を寄せている。独身時代から結婚、妊娠、出産まで、安斎さんのライフスタイルの変化を見守ってきた代表の桃野功一郎さんは「お母さんになってからいい具合で力が抜けて柔らかくなった」と話す。
お店にはレディースのアパレルセレクトショップも併設。着心地が良く、飽きのこないシンプルな国内外のウェア、グッズを取り扱っている。「いろんな人たちが集まる、『ザ・美容室』ではない雰囲気も気に入っています」（安斎さん）
アクセサリー
ピアスやネックレスなどアクセサリーは欠かさない。「華奢だけど存在感のあるものが好きですね」（安斎さん）。 KONRONで扱うアクセサリーもお気に入り。木の実や枝、綿といった自然素材のピアスなど、作家の一点物がそろう。ほかにはない個性的なデザインで、身に着けていると「それどこのですか」とよく聞かれるという。「作家さんの思いやこだわりなど、商品にまつわるストーリーを聞くだけでも楽しい」（安斎さん）
ピアスやネックレスなどアクセサリーは欠かさない。「華奢だけど存在感のあるものが好きですね」（安斎さん）。 KONRONで扱うアクセサリーもお気に入り。木の実や枝、綿といった自然素材のピアスなど、作家の一点物がそろう。ほかにはない個性的なデザインで、身に着けていると「それどこのですか」とよく聞かれるという。「作家さんの思いやこだわりなど、商品にまつわるストーリーを聞くだけでも楽しい」（安斎さん）
KONRON hair＆clothing
住所／仙台市青葉区一番町1-5-16 SE BLD.1F
電話／022-265-1669
http://konron-hair.com
住所／仙台市青葉区一番町1-5-16 SE BLD.1F
電話／022-265-1669
http://konron-hair.com
あんざい・まき
1978年、茨城県日立市生まれ。フェリス女学院大を卒業後、2001年に宮城テレビ放送に入社。平日夕方の人気番組「OH!バンデス」でMCを務めお茶の間の人気者に。現在は同番組の中継などを担当。主婦、母親という視聴者に近い目線のリポートが好評。
1978年、茨城県日立市生まれ。フェリス女学院大を卒業後、2001年に宮城テレビ放送に入社。平日夕方の人気番組「OH!バンデス」でMCを務めお茶の間の人気者に。現在は同番組の中継などを担当。主婦、母親という視聴者に近い目線のリポートが好評。
