三寒四温、この時期ときおり「里雪」と呼ばれる水分を含んだ重たい雪が舞います。三月に入ると種籾の塩水選、四月には畔塗り(畔の整備)、水路の掃除、そして種蒔き…いよいよ春が始動。そんな春の鳴子に新しい立ち寄り場所がオープンしますよ。
凖喫茶カガモク
可愛いこけし雑貨でおなじみの川渡温泉「カガモク」の店舗&カフェ。百パーセント純粋ではなくユーモアを交え準優勝の「凖」でと笑うオーナーの加賀浩嗣さん。菜の花の咲いている五月中オープンを目指し、目下自力で建築中。店舗はもちろん、こけし雑貨やカフェメニューも地元の材料を使い、手作りのものを提供します。鳴子のことを語りあえる交流の場にしたいと加賀さんご夫妻。
むすびや
惜しまれながら休業していたゆきむすびの美味しいおむすびがいただける「むすびや」が中山平に店舗を移して復活。これまでは土日のみでしたが、テイクアウト中心に平日も営業予定、オープンはゴールデンウイーク前との事。
ゆの駅しんとろ
中山平の共同浴場「しんとろの湯」横に産直施設ができます。地元の野菜やブルーベリーなどの物販のほか食堂も併設。温泉の後にちょっと休憩も良いですね。四月二十七日(木)オープン。
これまで月に五日間開店していた里山カフェも、三月末からから金~月を中心に毎週営業予定です。
※詳細は
どの場所にもほっこりな人と時間がある鳴子の新スポット。春は〝ちょっとのんびり〟いかがですか?
鈴木美樹
宮城県・鳴子温泉郷在住。里山の自然、食、手仕事、暮らしを再発信する「さとのわ」を主宰。現代の都市生活者に向けて心と体を癒すプログラムを企画・運営している。
http://www.satonowa.com