新緑の湯治場
 春が始まりました! 梅、フクジュソウ、ユキヤナギ、そして桜。白や黄色、桃色の花びらが日差しと揺れて、眠気を誘います(笑)。
 実は鳴子はこの4月中~下旬から6月上旬頃が一年で一番美しい季節。国道沿いの街路樹から遠くの山々まで、いっせいに初々しい新緑であふれるのです。淡萌黄(うすもえぎ)、鶯色、柳色、浅緑(あさみどり)、苔色、鶸萌黄(ひわもえぎ)…数えきれない、たくさんの種類の日本の緑色が息をのむ美しさ。ヒヨヒヨとした小さな若葉が大人の葉っぱにぐんぐん伸びる様子は力強い。田植えの終わったばかりの田んぼの水がキラキラ。そんな光溢れる美しい季節の湯治こそ、格別におススメです。

新緑の湯治場


新緑の湯治場


新緑の湯治場


 自炊設備のあるお宿に好きな食材を持ち込んで、自由に料理するという自炊湯治はいかがですか? 広い部屋、こじんまりの部屋、キッチン付きの部屋、共同炊事場タイプなどお宿もいろいろ、まさにジャパニーズ・コンドミニアム! 300~400円でごはんとお味噌汁だけ出してくれる「半自炊」というシステムも鳴子ではまだまだ現役です。作るのは面倒という方は、食事付きの予約の際に〝ちょっと軽めの食事〟というリクエストをお宿に伝えてみてはいかがでしょう。きっと相談に乗ってくれますよ。和室でも頼めば多くの宿で簡易ベッドを入れてくれます。温泉に入って、散歩して、お昼寝して。

新緑の湯治場


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新緑の湯治場


 ゴールデンウイークには地域のお母さん達が開く市場も始まります。川渡地区・石の梅こいこい市場は五月三日(日)から毎週日曜日。鬼首地区・山が旬の市は五月の終わり頃から、それぞれオープン。調理方法はもちろん、田んぼと畑の達人のお母さん達が教えてくれる野菜とお米の話は楽しくて、ためになります。野かんぞう、アサツキ…市場で買ったみずみずしくほろ苦い野の幸で、冬の間にカラダに溜まった疲れと脂肪をデトックス。
 今年は「疲れたら休む」を実践してみませんか?
まずは新緑の湯治場へぜひどうぞ!


   
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